2N IP Force 2.0 と無線機器指令 - 新たな要件に応えるための準備は万全です

8月 27, 2025 1 分で読めます 赤い髪を束ねて、暗いシャツとネックレスを身に着けた人物が、明るい室内の環境に立っています。 によって カミラ・アシュダウン

無線機器指令に完全に準拠した 2N IP Force 2.0 をご紹介します。強靭で、サイバーに強く、機密性の高い空間を安心して守り抜くための一台です。

コンプライアンスを内包した設計

セキュリティ技術の分野では、 製品コンプライアンスは単なるチェック項目ではなく、物理的な空間とデジタルシステムの双方を守るという大切な約束ごとでもあります。 EU の無線機器指令 Radio Equipment Directiveの改定(2025年8月1に施行)では、 無線やラジオ機能を備えた機器に対して基準がさらに引き上げられ、サイバーセキュリティを物理的な耐久性と同じレベルで重視することが求められるようになりました

2N は、こうした要請に応えるべく2N IP Force 2.0を発表いたしました。このIPインターコム は、当社で初めて開発段階から同指令への完全準拠を前提として設計された製品です。以下では、本指令の概要、その重要性、そして Force 2.0 がいかにして求められる要件を満たしているかについてご説明いたします。

 

無線機器指令とは?

この無線機器指令 (RED)とは、EU による規制で、Wi-Fi ルーターやスマートウェアラブル、インターネット接続型のおもちゃ、無線モジュールを備えたビデオインターコムなど、無線機能を搭載したすべての機器――いわゆる IoT 機器全般――が、厳格な安全性・電磁適合性・サイバーセキュリティの要件を満たしていることを確保するためのものです。

サイバーセキュリティの重要性は非常に高まっています。現代のインターコムは、単なるスピーカーやタッチスクリーン、ボタンといった機能だけのものではありません。建物のネットワークやクラウドサービス、あるいは統合型のアクセスコントロールシステムにつながっていることが多くなっています。これはデジタル脅威の潜在的な標的となります。

EU の無線機器指令は、機器が不正な利用に耐え、ユーザーデータを保護し、通信の信頼性を保てるようにすることで、こうしたリスクを軽減することを目的として策定されています。高いセキュリティが求められる環境では、これは絶対に妥協できない要件です。

 

2N はすでに RED に完全対応しています。皆さんは準備できていますか?

2Nでは、製品コンプライアンスは製品開発におけるDNAの一部と言えます。私たちが無線機器指令を積極的に取り入れているのは、単に法的な要件だからというだけではありません。安全で信頼性の高い技術をつくり続けるという私たちの使命に合致し、パートナーの皆さまにとって信頼できるサプライヤーでありたいという思いにも基づいているからです。

前回のブログ「Ready for RED?― 無線機器指令への準拠について」では、この改定がアクセスコントロール業界にとってなぜ重要な節目となるのかを取り上げました。それは単に新しい技術基準を満たすことにとどまりません。変化し続ける脅威に備えてシステムの将来性を確保し、安全な接続性を維持し、そして日々私たちのソリューションに頼ってくださる人々を守ることにつながるのです。

2N IP Force 2.0の発売は、その歩みの延長線上にあります。Force 2.0 は、当社のラインナップの中で初めて、生産開始時点から無線機器指令 2025に完全準拠するよう設計されたデバイスです。この準拠は、RFID リーダー搭載モデルや誘導ループモジュール搭載モデルを含む、Force 2.0 のすべてのバリエーションに適用され、どの構成でも同じ高い基準を満たしています。パートナーやお客様にとってこれは、導入するシステムが物理的に安全であるだけでなく、初日から RED に完全対応しているという安心につながります。

サイバーセキュリティ要件への取り組みは、新製品に限ったものではなく、現在も販売され続けている既存製品についても同様です。必要なサイバーセキュリティ要件をすべて満たすよう対応しており、準拠できない製品については販売を終了しました。これにより、2N の製品ラインナップ全体が、ついに完全準拠を達成しています。 

 

なぜ「完全準拠」が重要なのか

無線機器指令 2025 では、機器が設計段階から安全であることを確保するために、厳格な要件が定められています。2N IP Force 2.0 の場合、こうした準拠は理論上のものではなく、日々ユーザーとシステムを守る具体的な機能によって裏付けられています。

たとえば Force 2.0 にはセキュアブートが搭載されており、起動のたびにハードウェアレベルでソフトウェアの正当性が検証され、過去に改ざんが行われていないか確認します。またセキュアストレージにより、設定ファイルやユーザーディレクトリ、証明書といった機微なデータは暗号化され、不正アクセスから守られます。

ファームウェアの完全性は署名付きソフトウェアアップデートによって保たれ、2N の暗号鍵で署名されたファイルだけがインストール可能な仕組みとなっています。これにより悪意あるファームウェアを排除します。さらに、内蔵のパスワードポリシーにより初期設定時のパスワード変更が必須となり、既定認証情報を狙った攻撃へのリスクを低減します。辞書攻撃への対策として、総当たり攻撃(ブルートフォース)に対する保護機能も備えています。

Force 2.0では不要な外部インターフェースを排除しており、生産や修理時に使用される物理ポートは出荷前に無効化されます。これにより、万一攻撃者が機器を手にした場合でも、侵入に利用できる経路が最小限に抑えられます。ネットワーク通信は HTTPS、SIPS、SRTP、TLS 1.2 といった業界標準プロトコルで保護され、112 ビット以上の暗号鍵によって安全性が確保されています。

そして、ソフトウェアとハードウェアは 2N の脆弱性管理ポリシーに基づき継続的にアップデートされ、既知の脆弱性が放置されることのないよう管理されています。

これらの対策が示しているのは、2N IP Force 2.0 が単に堅牢な筐体を持つだけでなく、サイバーセキュリティの面でも RED にしっかり対応した製品であるということ。EU 無線機器指令の実務的な要件に真に沿ったインターコムであることを証明しています。

 

IP Force 2.0の優位点

2N IP Force 2.0は、物理的な強靭性とサイバーセキュリティの両方が求められる環境向けに設計されています。その堅牢な構造と高度な機能により、駐車場、物流センター、厳重に管理された施設など、リスクの高い場所で真価を発揮します。

2N IP Force 2.0 IP69・IK10 の認証を取得しており、フルアルミニウム製の筐体によって、粉じんや水、繰り返し加えられる衝撃に対して非常に高い耐性を備えています。加えて、カメラ部分には耐破壊仕様のドームカバーを採用しており、破損やいたずらが想定される場所に最適な構造となっています。

映像性能も大幅に向上しています。内蔵された 5MP カメラは広角・高精細の映像を提供し、ワイドダイナミックレンジ、ナイトビジョン、アダプティブフェイスズームに対応しているため、あらゆる照明環境でも訪問者を識別しやすくなっています。

改善されたのは映像だけではありません。高度なノイズキャンセリング、10W の大音量スピーカー、自動音声ループテストにより、騒音の多い産業環境でも明瞭な音声コミュニケーションを維持できます。

2N IP Force 2.0 は強靭さだけでなくサイバーセキュリティも重視した設計となっており、セキュアブート、署名付きファームウェア、暗号化通信、アクセス制御の安全機構などを標準で備えています。これらの機能を含め、2N IP Force 2.0 は、当社で初めて、無線機器指令 発売時点から完全準拠したインターコムです

 

よくある質問初代2N IP Forceの無線機器指令対応状況について

Q:初代の2N IP Force は、無線機器指令の影響を受けますか?
A:
初代 2N IP Force インターコムは、RFID リーダーや誘導ループモジュールを併用しない場合のみ RED に準拠します。のため、これらのアクセサリーは製品ラインアップから完全に除外されています。

Q:初代モデル向けの RFID リーダーや誘導ループはどうなりますか?
A:これらの無線モジュールは指令の対象となり、EUの無線機器指令には準拠していません。そのため、EUのお客様はこれらを購入できなくなっています。

Q:どのような場合に Force 2.0 を選ぶべきですか?
A:
無線機器指令 2025への準拠が求められる新規導入については、2N IP Force 2.0 をおすすめします。規制対応だけでなく、初代モデルと比べて大幅に高性能なプロセッサー、先進的なサイバーセキュリティ機能、そして識別性を大きく高めたカメラなど、さまざまな面で強化されています。

Q:初代 IP Force を Force 2.0 に置き換えることはできますか?
A:はい、外形寸法や取り付けアクセサリーは互換性があるため、第二世代モデルへの交換は容易に行えます。

Q:旧型の RFID リーダーは、新しい 2N IP Force 2.0 でも利用できますか?
 A:いいえ。無線機器指令 2025の要件により、初代モデル用のRFID リーダーや誘導ループモジュールは新モデルでは使用できません。完全準拠を確保するため、2N IP Force 2.0 専用に新しい RFID リーダーと誘導ループモジュールを開発しました。

赤い髪を束ねて、暗いシャツとネックレスを身に着けた人物が、明るい室内の環境に立っています。

カミラ・アシュダウン

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マーケティングコピーライター

カミラは、よく書かれたコピーに対する情熱、細部へのこだわり、そしてデザイン性に優れた製品への愛情を持ったコピーライターです。まさに 2N にぴったりの人材です。ロンドン生まれだが現在はプラハ在住。どこのパブに行っても冷たいピルスナーを片手にしている彼女を見かけるだろう。